【中堅校の塾なし中学受験】6年まとめ教材の特徴「四科のまとめ」「メモリーチェック」「コンプリーション」レビュー

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6年生
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中学受験をする6年生なら猫も杓子も使うと思われるまとめ教材。

まとめ教材の考え方と、三菜のまとめ教材の使い方については別エントリーしているところですが、その中で「四科のまとめ」「メモリーチェック/ベストチェック」「コンプリーション」は、難易度が違うだけ…ではない!ーという話をちらりとしたかと思います。

 

本日は、まとめ教材について、こみるの独断と偏見に基づく3教材一挙レビュー!…をお届けします。通塾されている場合には指定があり難しいかもしれませんが、もし選択の余地があるなら、まとめ教材で得たい成果/子に合う合わないで選んでみてもいいかもしれませんよ。

  1. 「メモリーチェック/ベストチェック」レビュー
    1. 細かい章立てで、弱い分野・箇所をピンポイントで把握しやすい。他の教材にはない「読むまとめページ」が特徴
      1. 章立てが細かい!弱い分野・箇所を正確に把握したい人に◎
      2. 他のまとめ教材にはない「読むまとめページ」は、メモリーチェックの特徴
      3. 社会は、好みが分かれる…!?
    2. 難易度は「やさしめ」な印象。基礎的な知識を手早くチェックしやすい
  2. 四谷大塚「四科のまとめ」レビュー
    1. 四谷大塚「四科のまとめ」は教科ごとに特徴的!目的に応じて、教科ごとに他教材と使い分けてもよさそう
    2. 【四科のまとめ/国語】国語まとめ教材中、網羅性はピカイチか!…徹底的な抜け漏れチェックに
      1. 誌面にぎっしりと並ぶ問題。抜け漏れを防げる物量と網羅性だが、中堅校目指す組は取捨選択するが吉か。
      2. 「設定目標時間」が便利…但し、飲み込み悪め組は設定時間内には無理なことも
      3. 補足:「漢字とことば/6年下」の巻末付録は「即席まとめノート」になるぞ
    3. 【四科のまとめ/算数】誌面構成・総問題量としては「ベストチェック」とほぼ一緒。厳選された問題で抜け漏れチェックには〇
      1. 総問題量・誌面構成は「ベストチェック」と似たり寄ったり
      2. 「算数」のまとめ教材は「単元毎の穴」を見つける用。単元における網羅性があるわけではないことに注意
    4. 【四科のまとめ/社会】穴埋め問題形式・一行問題形式の2つの問い方で知識を確認できる。受験学年でない時からも使いたい、秀逸なまとめ教材
      1. 基本編は「穴埋め問題と一行問題」の2つの問われ方で答えられるか確認できるのが〇。
      2. クイズBBAがスキマ時間に出題しやすい!豊富な一行問題
      3. 「テーマ毎の切り口」発展編が秀逸!「区別したい用語」や「書き間違い注意の用語」は要チェック!
      4. ボリュームは相当!サラッと確認したい場合は、不向き
      5. 「四科のまとめ/社会」は、6年になる前から活用してもよかったかも!?
    5. 【四科のまとめ/理科】中堅校には高尚すぎる内容で、使いこなせなかった1冊
      1. これは何をさせたい…の…?使い方がイマイチわからず。
      2. 記述解答が多い印象。中堅校にはあまり馴染まない…?
  3. 新演習「コンプリーション」レビュー
    1. 3つのまとめ教材中、唯一の書き込みタイプ!ドリル感覚で自走しやすいまとめ教材。
    2. あまりレビューがないけれど、実は秀逸!…問題量・内容の濃さともに十分な内容では??
      1. コンプリーション/理科
      2. コンプリーション/社会
      3. コンプリーション/算数
      4. コンプリーション/国語
  4. 三菜はどれを使ったか?

「メモリーチェック/ベストチェック」レビュー

細かい章立てで、弱い分野・箇所をピンポイントで把握しやすい。他の教材にはない「読むまとめページ」が特徴

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章立てが細かい!弱い分野・箇所を正確に把握したい人に◎

 

目次をみれば一目瞭然ですが、各教科、章立てが細かい!

Amaon商品紹介ページより、「算数」もくじ

他のまとめ教材との比較でいうと、例えば理科だと、「植物のはたらき」というカテゴリではなく「光合成のしくみ」「蒸散作用のしくみ」「呼吸のしくみ」。算数だと「場合の数」というカテゴリではなく「順列」「組合せ」「道順」「図形を整える」「金額と枚数」という風にかなり細かい章立て。

章立てが細かいので苦手な箇所をボンヤリさせない仕組みになっていると思います。

他のまとめ教材にはない「読むまとめページ」は、メモリーチェックの特徴

 

見開きページの片方が、解くのではく「読む」タイプのまとめページとなっていて、もう片方のページに解く問題が並んでいる構成。書籍の紹介には「隣のページの問題を解いてわからなければまとめのページに戻って確認」とあります。

ベストチェック算数/Amazon商品紹介ページより

こういった「サマリー/まとめのページ」は「四科のまとめ」「コンプリーション」にはありませんので、メモリーチェックの特徴だと思います。

例えば「メモリーチェック以外で別途参考書を使って単元毎に苦手強化をしている時間がどうしてもない」「大体の知識はもう入っているけど、ちょっと忘れてるだけ。だから読んでサラリと確認したい」という人にとっては左の解説ページはかなりありがたいものになるのでは。

メモリーチェック理科/Amazon紹介ページより

ただ、解説といってもサラリと淡白な感じがします。「ここヤバ」なところが見つかったあかつきには、時間がある限り別の手立てによる学びなおし・補強は必要な気もいたしますので、使い方として「これ1冊でどうにかこうにか済ませたい」場合、「サラリと読むことで確認したい場合」はメモリーチェックの選択が◎…だろうと推察。

一方、まとめページに誌面を割かれる=その分問題掲載数が少なくなってしまう、ということになります。

個人的にはまとめページに掲載されている内容は解答に掲載してもらい、できるだけ基本問題のバリエーションを多く取り扱ってもらったほうが、網羅性という意味で嬉しいのにと感じました。例えば、理科・社会の場合の「まとめページ」。この「まとめページ」を穴埋め形式にしてくれればかなり問題数が増えてるのでは…。

ただ、他のまとめ教材と一線を画して敢えてまとめページを設けていることを考えると、右ページの問題は「本当に本当に外せない問題だけを厳選してある」という事なのかも…?

社会は、好みが分かれる…!?

 

完全に個人の好みなので気にならない人は無視してください…という前置き付きで言いますが、一言で言うとごちゃごちゃ見える感じがキライでした。

例えばページ全体をぐるりと囲うような枠。カラーは強調部分に使ってなんぼだと思うのですが、何故そこに目立つカラーを使うのか、こみる的に謎。

Amazon紹介ページより

特に社会!穴埋めの文字がごちゃごちゃし過ぎて読む気がなくなるのはこみるだけでしょうか。フォントの問題か、行間の問題か、文字数の問題か。何故かわかりませんが、他のまとめ教材から比べると「見にくい」感がぬぐえません。もう一度言います。内容で言ってません。好みの問題です。慣れれば違うのかもしれません。

難易度は「やさしめ」な印象。基礎的な知識を手早くチェックしやすい

 

「四科のまとめ」と比べると、問題のセレクトが「易しめ」な印象です。また「コンプリーション」と比べると「知識のチェック」に重きを置いている印象があります。

より基本的な問題の抜け漏れを確認したい、理社は一問一答/穴埋めをメインに知識のチェックを手早くしたい場合は、「メモリーチェック/ベストチェック」の選択になるかもしれません。

四谷大塚「四科のまとめ」レビュー

 

四谷大塚「四科のまとめ」は教科ごとに特徴的!目的に応じて、教科ごとに他教材と使い分けてもよさそう

 

「四科のまとめ」は全て「四科のまとめ」本体に書き込むことは想定しておらず、別冊の「解答用紙(ノート)」に書き込むスタイルです。

四谷大塚サイトより抜粋

メモリーチェックは全体の構成・特徴が4科とも似通っているのに対し、四谷大塚の「四科のまとめ」は教科ごとに特徴的な構成・内容なので、教科毎に使い分けるのもアリなんじゃ?…と思いました。実際、三菜は進学くらぶをベースにしていたので「四谷大塚/四科のまとめ」を選択するのが王道パターンですが、全部使っていたわけではありません。

以下教科ごとにレビューいたします。

【四科のまとめ/国語】国語まとめ教材中、網羅性はピカイチか!…徹底的な抜け漏れチェックに

誌面にぎっしりと並ぶ問題。抜け漏れを防げる物量と網羅性だが、中堅校目指す組は取捨選択するが吉か。

 

「読解」「言語」の2つで大きく分かれていて、言語はレベルがA,B…と難易度で分かれています。画像を見ると分かる通り、紙面にぎっしり問題がならびます。やっている感覚としても、とにかく物量が多いという印象。物量が多い=網羅性がある=抜け漏れ防止にはバッチリといったところでしょう。

中堅校目指す組であればレベルAまでで十分な気がしました。また、受験する学校の過去問を見て絶対に出ないと踏んだカテゴリ(三菜の場合は文学史や音訓読み、部首、文法など)はすっ飛ばすはアリだと思います。出ないカテゴリを何周も回してどうする。中堅校を目指す組はもっと他にやるべきことが沢山あるのです。

ちなみに三菜は「四科のまとめ」を使いましたが、なんせ物量…ベストチェックでもよかったかな…と少し思います。

「設定目標時間」が便利…但し、飲み込み悪め組は設定時間内には無理なことも

 

各ブロックごとに「目標時間5分~10分」などと書いてありますので、計画を立てるときの目安にしやすい点は使いやすいです。

ただし。

優秀なお子様はこの目標時間内にスマートに終わるかもしれませんが、三菜的には解答用紙に書き込みマル付けまでしたら、とてもそんな時間では終わらない!!間をそれなりに食いますので国語の「四科のまとめ」で計画をたてるときには注意が必要かもしれません。

補足:「漢字とことば/6年下」の巻末付録は「即席まとめノート」になるぞ

 

こちらの記事にもかきましたが…

 

「漢字とことば/6年下」の巻末のまとめ資料は、それまでに学んだ「ことばの分野(同音異字・同音異義語、同訓異字、ことわざ等)」のほぼすべての内容がまとめ資料として掲載されています。

この巻末資料をコピーして手元に置き、「四科のまとめ」「コンプリーション」をやる度に間違えた問題に印をつけていけば、試験前に確認できる「マイオリジナル・間違えリスト」の完成!

他の問題集や模試等の試験で間違えたものも随時チェック入れていけば、まとめノート代わりに。

試験前に確認できる「マイオリジナル・間違えリスト」の完成!

まとめノートを作るのもいいですが、時間がない!という場合は、まとめノートと併用して、既にあるまとめ資料にチャチャチャッと印をつける形で使うのもおススメです。

【四科のまとめ/算数】誌面構成・総問題量としては「ベストチェック」とほぼ一緒。厳選された問題で抜け漏れチェックには〇

総問題量・誌面構成は「ベストチェック」と似たり寄ったり

 

左側に例題としての解説ページがあるため、構成としてはベストチェックと似ています。

ベストチェックの方が「70章」なのに対して、四科のまとめは「50章」の章立て。きちんと数えませんでしたが、「四科のまとめ」と「ベストチェック」2つのまとめ問題集の総問題数量はそんなに変わりがなかったように思います。

難易度は少々ベストチェックより高めな問題がポロポロと含まれている印象です。ただ、どれもこれも該当単元においておさえておきたい基本的な問題ばかり

こちらの記事に書きましたが、三菜のケースでは夏までにこちらを1周しましたが、親が子の苦手や穴を割と詳細に把握していることを考えると、抜け漏れチェックのためにはやらなくてもよかったかも、と思いました。ですが、もし「単元毎の不得意・抜け漏れがどこだかよくわかない」という事であれば、是非とも1周すべき問題集の一つだと思いました。

「算数」のまとめ教材は「単元毎の穴」を見つける用。単元における網羅性があるわけではないことに注意

 

四科のまとめのレビューというよりまとめ教材の感想になってしまいますが、やってみて感じたのは「単元毎の穴はわかるが、単元自体の網羅性があるわけではない」ということ。まぁ、当たり前と言えば当たり前ですが。特に算数の場合はこれを感じます。

単元の穴はわかります。ああ、規則性が全然だめなのね、とか。場合の数は、道順はいいけど順列と組合せの別がわかってないよね、とか。

ですが、逆に「四科のまとめ」に出題されている相似の問題はOKだった場合、イコール相似の単元はもうすっ飛ばしてOK…とはならない。三菜の場合、四科のまとめではオッケー!…な単元でも5年の演習問題集を解かせてみると解けない問題はいくつもあったというのが実態です。

社会や国語のまとめ教材の場合は、まとめ教材にあるそれを覚えれば点数に直結するのに対し、算数や理科の計算/思考系はまとめ教材をやったからといって点数にずばり直結しないというか。

恐らく「四科のまとめ」の問題も「演習問題集」に掲載の問題も「問題のキモ」とか「本質」は一緒なのでしょう。ただ、本質をおさえたうえで少しひねったとか、少しこの条件を変えた…みたいな問題が算数の場合は数多くあるわけで、そうなると「解けない」ということが、多々ある。これが飲み込み悪めの算数の特徴なんだと思います。

つまり、飲み込み悪めの場合、その「単元内における個人の不得意」は、やはり日々の個別の勉強でないと把握できないというのが、まとめ教材を一通りやったこみるの感想です。

過去記事と重複しますが、
・算数の場合は、まとめ教材を何周もまわしてもその単元が自動的に得意になるわけではない
・飲み込み悪めさんの場合、穴となってなくても解けない問題は沢山あるよ
…ということを踏まえて、まとめ教材と日々の勉強の計画をたてるのが大事だと思います。

こみる心の声
こみる心の声

飲み込み悪めさんは、達成したい目的に応じて使い分け!

【四科のまとめ/社会】穴埋め問題形式・一行問題形式の2つの問い方で知識を確認できる。受験学年でない時からも使いたい、秀逸なまとめ教材

基本編は「穴埋め問題と一行問題」の2つの問われ方で答えられるか確認できるのが〇。

 

「四科のまとめ/社会」は基本編のと発展編の2編成。基本編は見開き1ページで1つの単位になっていて、左ページが穴埋め問題、右ページが一行問題となっています。

乱暴な言い方をすると、「メモリーチェック」の左側の「読む・まとめページ」が穴埋め問題形式になっているのが「四科のまとめ」の左ページ。その章全体の内容確認と穴埋めによる知識の確認が一気にできるイメージです。

左ページの穴埋めと右ページの一行問題は同じ答えの問題も多数ありますが、聞き方・見ばえが違うと答えに窮する場合があるのが、飲み込み悪めさん。穴埋めタイプと1行タイプ、2つの問われ方で答えられるか確認できるのが秀逸だと思います。

右ページの右下には「〇〇の理由を答えなさい」「〇〇を簡単に説明しなさい」といった記述対応の問題も少々載っています。難関校は知りませんが、中堅校には十分すぎる構成です。

クイズBBAがスキマ時間に出題しやすい!豊富な一行問題

 

三菜は算数に時間がかかりがちでしたので、社会にはなるべく座学の時間はかけたくないーということでちょくちょく登場していたクイズBBA。いつでもどこでもスキマ時間にはクイズを出したいくらい。

スキマ時間にクイズを出すには、「〇〇ってなーんだ?」…と小道具を見せることなく口頭で出せるクイズが一番手っ取り早いのですが、そのための「ネタ帳」として「四科のまとめ」は最適

なお、こみるは受験最終学年終盤、一行問題のページを全てニコイチ(2in1)で縮小コピーして持ち歩いておりました。これ、便利ですよ。

「テーマ毎の切り口」発展編が秀逸!「区別したい用語」や「書き間違い注意の用語」は要チェック!

 

発展編は、基礎編と違った切り口での穴埋め・一問一答の問題群となっています。

カテゴリごとのざっくり内容はこんな感じ…

地理:地方別(九州地方、中国・四国地方等)で見開き2ページ
歴史:政治史、外交史、文化史、史料をみて答える、出来事と地名と場所など
政治・国際:憲法条文など
その他:数字や用語等

ちなみに歴史の〇〇史は「サピックス・歴史年表トレーニング」と近いです。

「四科のまとめ/社会」でか・な・り使えたのは、最後の「その他」にカテゴライズされている「区別したい用語」「書きまちがえやすい用語」「読みまちがえやすい用語」。 

例えば「執権と管領と老中」。役割は一緒だけど時代で呼び方が変わってごちゃごちゃになりやすい用語や「鉄鉱石と鉄鋼」「太閤検地」「井伊直弼」など、どっちがどっちだっけ?点があったっけ?井と伊どちが先だっけ?…みたいな子供が間違いやすい用語がごっそり集合!…これはかなり重宝しました。

ボリュームは相当!サラッと確認したい場合は、不向き

 

ものすごいボリュームです。全200ページ近くあるので、毎日見開き1ページやったとしても100日かかります。また、1ページアタリの問題量もそこそこあるので、見開き1ページするにしても結構時間がかかります。解くくだけでなくマル付け、わからないところの確認作業だってあるので三菜は20分以上かかった気がします。他の教科の勉強もしないといけないのに、これを満遍なく何周もする人ってどんな人なんでしょう?…と思いました。

例えば三菜は、公民の仕上がりがあまりにチンケだったのでボリューミーな四科のまとめはパス。他の教材を使いました。

 

余裕のあるお子様はどんどん自走で良いと思いますが、余裕がない場合だけど自走を目指すなら他の教材をチョイスするか、「四科のまとめ」を使う場合は親が多少リードして、ここは子が机で解く、ここは飛ばす、ここは親がクイズで使う、などと計画的に使わないと、社会に費やす時間でだけで爆死のおそれがあると思います。

「四科のまとめ/社会」は、6年になる前から活用してもよかったかも!?

 

受験を終えて思うのが、これ、5年生から使っていても良かったんじゃない…?ということ。

他の教科については、特に算数は、同じ単元でも学年があがると学びが深くなっていくので最終学年にならないとまとめ教材は使えない…というのはわかるのですが、四谷大塚の場合、社会の地理・歴史は5年で学ぶ内容で頭にいれる知識はほぼ完成します。

ということは、基本1単元につき見開き1ページに簡潔にまとまっている「四科のまとめ/社会」を5年からの通常の学習に使ったほうが、確認作業としては効率がよかったんじゃないか、と。過ぎてしまったことですが、受験を終えて悔やまれることに一つです。

※4年生の地理は大した内容やってないので、四科のまとめはまだ早い気がします。

【四科のまとめ/理科】中堅校には高尚すぎる内容で、使いこなせなかった1冊

これは何をさせたい…の…?使い方がイマイチわからず。

 

ページ建て・構成の問題かもしれませんが、何をどのボリュームでどう完成させたいのか、非常にわかりにくいと思いました。穴埋めがあったと思ったら例題があり、右ページに解説。時には実験の説明とか。他のまとめ教材のように、見開きで完結、とはいかないのが「四科のまとめ/理科」。

知識と計算/思考と両建ての科目だし、単元によっては別科目でいいのではくらい違うのが理科ですから、単元によりボリュームが違ってしまうのでしょうがないといえばしょうがないのですが…なんとも見にくい&使いにくく、手を出す気がしなかった、というのが正直な感想。

記述解答が多い印象。中堅校にはあまり馴染まない…?

 

また、何かを説明させる、記述の解答をさせる設問が多くあった印象です。上級者向けといえばいいのでしょうか?基礎的な知識を確認…というより、基礎的な知識を既に習得済みの人がもう少しレベルアップした内容を確認するのに使うのがよろしいイメージ。

これは受験する学校によるのでしょうが、三菜の志望校の対策としては高尚すぎて、全く馴染みませんでした。

新演習「コンプリーション」レビュー

3つのまとめ教材中、唯一の書き込みタイプ!ドリル感覚で自走しやすいまとめ教材。

「四科のまとめ」「メモリーチェック」が別冊のノートや解答用紙に書かせるタイプのまとめ教材なのに対し、「コンプリーション」は書き込ませるタイプのまとめ教材

用意するのがこれ1冊で済むので、子がドリル感覚で解き進めながら知識の確認ができるのが特徴です。

なお、書き込ませるタイプなので、繰り返しには向きません。単元の穴があるかを確認した後もう一度知識の確認のために解くという繰返しを想定しているのではなく、最終的に知識の確認総ざらいをする用がピッタリかな、と思います。

あまりレビューがないけれど、実は秀逸!…問題量・内容の濃さともに十分な内容では??

 

「四科のまとめ」「メモリーチェック」「コアプラス」は良く聞くけれど、「コンプリーション」は少し馴染みの薄いまとめ教材な印象です。レビューも殆どでてきません。ですが、実は中堅校を目指す者にとっては、分量・内容の濃さともに、少なすぎず・多すぎず。レビューは少ないですが、かなり使える問題集だと思いました。

また、単元毎にページ数も決まっていて、とてもわかりやすい構成。計画が立てやすく、子にホイとわたすだけにしたい場合は、選択のひとつとしてよい問題集だと思います。

以下、しゅともしCLUBのサンプルと共に、こみるが見た感じのざっくりの特徴を記載します。

コンプリーション/理科

 

・1単元4ページ。
・知識の確認と基本的な計算系/思考問題の両方が確認できる。
・初めの2ページが主に知識の確認。サンプルは物理でやや計算が入るが、その他の分野の場合は一問一答/穴あきタイプによる知識確認が可。
・後ろの2ページが主に計算/思考問題の構成。書き込み式だが、計算系の問題については裏紙をあてるなどの工夫で繰り返し解くことも可能。

コンプリーション/社会

・1単元4ページ。
・四科のまとめよりもあっさりまとまっている感触。
・図表にからむ問題が豊富。歴史では出来事の場所等地図を使った穴あき問題や、公民では図表やグラフ、投票用紙サンプルなどを使った穴あき問題もあるのが特徴。

コンプリーション/算数

 

・1単元3ページ。
・問題量は「四科のまとめ」「ベストチェック」より多め。
・通常の勉強にこれ1冊をまわすことができれば忘却防止としては完璧だったかも!?
・基本的には書き込みを想定していると思われますが、余白が少なく少し書き込みには無理がある単元もいくつか見受けられました。
※三菜自身のまとめ教材としては使わず、親が手持ちで類題探しで使用。

コンプリーション/国語

 

・1単元2ページ
・他のまとめ教材から比べるとかなりコンパクト。
・体系的に網羅的にまとめてあるというよりは、受験終盤の最終確認で気になる単元だけテスト風にチェックする、という使い方のほうがしっくりくる。

三菜はどれを使ったか?

 

具体的に三菜の例を書き綴ったエントリーはこちらをどうぞ。

 

 

なんせ時間がない6年生。
達成したい目的・使える時間に適したまとめ教材を選ぶ一助になれば幸いです。

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