【中堅校の中学受験】漢字の勉強を「鬼滅の刃」風にアレンジしてみた話と「Anki」活用の話

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中学受験よもやま話
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ブログのあちこちで書いてますが、三菜の国語は壊滅的でした。

こみる心の声
こみる心の声

あ、間違えた。
過去形じゃなくて現在進行形な気がする(※中1・秋)

国語が苦手な人は、漢字と語句の基礎固めを早いうちからしっかり…と言われてるから、それなりのことはしてたはずなんですけどね。漢字なんて基礎トレの類であるというのに、なかなか漢字を覚えられませんでした。

飲み込み悪めのお子様をお持ちでないと、なかなか理解できない悩みかもしれません。

「うんこドリル」ってなんで流行るんだ?

 

なぜ、漢字が覚えられないのでしょう?
漢字には必ず意味があるんだよ、例えば「続行」は「続けて行く」から「続行」ってかくよ、「続」はゾクって読むよね、「続編」とか言うでしょ…とかですね、手は尽くしたつもりだが…。

色々考えてみましたが、多分、興味がないから覚えない。覚えられない。覚えられないから勉強も億劫になるのかも。こみるは漢字に苦手意識を持ったことがないのでサッパリわからないのですが、あれこれ三菜の気持ちを想像するに

・人の “けはい” を感じる
・車輪が “かいてん” する
・妹は勉強に”よねん”がない

とか、ずらずら~って書かれても、飲み込み悪めの子的には、多分、つまんないのでは。

こみる心の声
こみる心の声

「妹は勉強にヨネンがない」とか言われてもね。
だからなんだよ、という感じかしら

こんな基礎トレのレベルで「つまんない」モードに陥られては、本丸の勉強までたどりつきません。
「こんなの楽ラク~♪」と思って取り組んでもらわねば。

どうする?
どうする?
どうするどうする??

さて、当時、「うんこドリル」なるものが世の中でもてはやされてたのですが、これ、こみるはチョッと毛嫌いしておりました。
なんでも「うんこ」かよ…という、チョットした嫌悪感がありまして。

でも、世の中でもてはやされてるのには、何か理由があるはず。

食わず嫌いは如何なものかと思い少ーしリサーチしてみましたところ、ドリルの紹介にはこんなことが書いてありました。

子どもが笑いながら勉強できる、日本初の漢字ドリルです。1年生から6年生までの、3018例文すべてに「うんこ」という言葉の使用に成功しました!ー「うんこドリル」紹介文より引用

…そう!これ!!!

小さいこどもは「うんこ」とか、そういう言葉が大好き。
そんな大好きな「うんこ」が例文全てに使われている!!
このエッセンスです!

うんこは嫌だけど、エッセンスはイタダキです。

「うんこ」は嫌なので、「鬼滅の刃」に置き換えてみた

 

そこで、受験勉強当時、小学校でも大流行り、三菜が大好きだった「鬼滅の刃」で漢字の書き取りをさせる作戦を決行。例文に「鬼滅の刃」のトピックを盛り込んだ書き取り~!上記の書き取りですと

・背後に鬼の “けはい” を感じる
・弐の型「水車」は体をタテ方向に “かいてん” させる
・鋼鐵さんは、刀を磨くのに”よねん”がない

…これは、楽しい…ですよね!…多分。
絶対、アガります。…多分。

少なくとも三菜は「全集中の呼吸」で取り組みました(笑)

ただし、これは提供する側のWM的に長続きせず、やがて、週末の学んだはずの漢字に関する小テスト(自作)でのみ登場することに。

こみる心の声
こみる心の声

いや、言い訳するとね。これ、こみるは夜作業するからさ。毎日やると、睡眠時間が足りなくなるのよね。作るとなるとこっちも楽しくなっちゃうから時間かけちゃうし。

興味のあるものだったら、うんこでも、鬼滅でも、約ネバでも、何でもいいと思うのです。
是非お試しあれ。

なお、毎日の漢字の学習は、やっぱり「すぐる学習会」か「東京進学ゼミナール」サイトの用紙がラク。詳しくはこちらのエントリーをどうぞ。

 

中一の今でも「鬼滅」作戦は健在。ーAnkiの活用

中高一貫校では、書き取りの宿題なんてない

さて、時はながれ、三菜は中高一貫生となりました。
三菜の中学は、恐ろしいことに宿題があまり出ないのです。

例えば国語の新出漢字や、語句に関すると「自分で調べて、練習しておいてください」
問題集も「授業でやったところまでは各自すすめるように」

…みたいな。

でも、小テストとかはそれなりにあるのですよ。

えー。。。マジすか。
漢字ドリルの宿題があって先生がチェックしてくれていた小学校とのギャップがありすぎる。

もともとやる子は粛々とやる、宿題でなくてラッキーと思う幼めの子は何もやらない…でしょうね。三菜は勿論、後者です。こわっ!

オフラインで授業になった6月頃、おそるおそる三菜に聞いてみました。

こみる:ねぇ、漢字どうやって勉強しての?小テストあるんだよね?
三菜:ああ、そうそう、やらなきゃなんだよね~。あっ、ママ、Ankiで基礎トレつくって
こみる 心の声
こみる 心の声

…?
Ankiとは何ですか?

…その名の通り「暗記」するためのツールで、英単語を覚えるために使われていることが多いです。取り込んだ英単語などについて、覚えにくいものは頻繁に復習し、簡単に記憶できたカードは時間をあけて記憶を確認してくれるすぐれもの。 忘れたころにもう一度やれば定着できると言われているエビングハウスの忘却曲線に基づくようなツールといえば、大体あってるような気がします。

こみる心の声
こみる心の声

三菜をみていると、エビングハウスの忘却曲線を提唱した人に文句が言いたくなりますが、その話はまた別の機会に。

で、中学受験の終盤に、どうしても覚えられない語句や単語、はたまた社会の重要事項などをAnkiに取込み、基礎トレとして使っていた時期があったのですが、これを中学の新出漢字で復活させたいというのです。

新出漢字くらいだったら、大した量ではないので、母こみるは、請負うことにしましたよ。

漢字の書き取り「鬼滅の刃」風アレンジ、公開。

Ankiによる漢字の基礎トレの作成方法をざっくりいうと、Excel or スプレッドシートに新出漢字を使った例文を書き込み、Ankiに取り込む…のですが、取込み前のデータを少し公開します。
※さすがに中学生ですので、実際は全部が全部鬼滅ではないのですが、ブログ用に鬼滅シリーズになっている部分を抽出しました。

クリックすると大きな画像になりますよ

「鬼滅の刃」を知らない人にはなんのこっちゃだと思いますが、こんな感じです。
中学受験のときの自作小テストはもはや捨ててしまいましたが、当時の例文もこんな感じでした。
中一の三菜はハイキューも好きなので、ハイキューアレンジも取り入れました。

作ってる方も、なかなか、楽しいですよ。
というか、こういうの、親も楽しまないと、やってられない。

Ankiでつくると、こんな風に見えますよ

三菜のAnkiの画面、ご紹介。

 

Ankiを開くとこんな画面。カテゴリごとに階層を分けておくと、子供に「今日はココとココ」などと指示をするのに便利です。

なお、ホントはもっとカテゴリあったんですが、中学の漢字のAnkiを作る際に抹消してしまったのでかなり少なくなってます。

 

学習したいカテゴリを開いて学習をはじめるとこんな感じに表記されます。

裏紙か何かに子が答えを書きまして「解答を見る」のボタンを押下しますと答えが表示されます。

こみるがやっつけ仕事でやってるため、適当な説明なのは見逃して

 

サラッと恥さらしですが、何故かいつまでたっても「じょうせき」と読めませんでした。

解答に表示される欄は任意で作成できますので、意味を書いたり、子が間違いやすい漢字を書いて置いたりして、あわせて確認できるようにしたり。

答え合わせが終わりましたら、「自分の出来具合」を「もう一度」「難しい」「普通」「簡単」の4つから判断し、ボタンを押下。押したボタンにより、次この問題がいつ表示されるかを決めます。

尚、この画面の設定は「もう一度=1分後」「難しい=10分後」「普通=1日後」「簡単=4日後」となっていますが、設定で間隔を調節することができます。

 

この間隔は一日に出題する問題数と子の出来具合で調節しないと、前の日の問題が膨大に表示されたりして、いつまでたっても終わりません状態になってしまうので、やりながら調節するとよいです。

 

あとはエビングハウスの忘却曲線の理論に基づき、Ankiが出す頻度に従って子は粛々と毎日解きます。

Ankiのいいところー各種テスト・季節講習・他の問題集の間違えた漢字もどんどんデータベースに追加できる

例えば、「漢字とことば」をベースに間違えた問題のデータベースを作りつつ、「週テスト」や「組分けテスト」「首都圏模試」などでカテゴリを作成して問題を追加すれば、そのカテゴリごとにAnkiの学習をすることもできますし、それらをまとめて学習することもできます。

極端な例で言えば、問題集を5冊やったとして、その間違えた漢字を1つにまとめて、繰り返し学習できるのです。これは総復習にとても便利です。

Ankiのいいところは、データベースといっても、Excel ベースで作れるところ。難しい知識がいりません。

他の教科でも使える、Anki。例えば、社会の漢字でも。

三菜は社会の漢字についても苦労しました。なので、社会の漢字についても最終的にAnkiを作成してみたり。

 

色々使えます。

中2の今、三菜は「アレンジバージョン」卒業。ーここから分かること

 

さて、三菜さまも中学2年生となりました。最近、三菜は「鬼滅」や「ハイキュー」などのアレンジバージョンでなくても、粛々と漢字を勉強するようになりました。

こみる心の声
こみる心の声

まぁ、ね。これ、フツーに中学受験生だってそういう子、多いよね

それはその通りなのです。

最初っからフツーに問題集を開いて漢字を粛々とやり、自ら間違えた漢字にフツーにチェックをつけ、もう一度忘れたころにフツーにやり直す。

これを中学受験の時点で自走でできている子もいるのです。

 

…ですが、出来ない子だっているのも事実です。

 

だったら、自分でできるその時までは、アゲアゲで楽しくできるように親が手助けしてやればいい、そう思うのです。

かなりアゲアゲにさせ手助けしないとアレだった三菜でさえ、中二…よそ様から比べれば遅めの自走なのかもしれませんが、ただのプリントを使い、自分でチェックして、粛々とやるようになりました。

「他のお子さんは、手伝わなくてもこんなにやってるのに」…と気になったり、自分の子のことを不甲斐なく思う気持ちはすごくよく分かります。

…でも。

寝返りするようになったの時期、歩くようになったの時期、話すようになった時期は皆違います。やりたいことも違う。得意なことも違う。みんな違うのだから、自走できる時期だって、人によって違うのだと思うのです。

三菜の例をみてると、気にする必要なんてない。そんな風に思います。

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