三菜は漢字の学習にあたり
・四谷大塚「漢字とことば」シリーズ
・日能研「漢字マスター一〇九五題」シリーズ
・漢字検定問題集
・四谷大塚「リーダードリル漢字」シリーズなどを利用しましたが、メインで使用していたのは四谷大塚「漢字とことばシリーズ」でした。
本日は三菜が漢字学習でメインで使用しました、<四谷大塚「漢字とことば」>のレビューです。
四谷大塚「漢字とことば」の内容
最初に、四谷大塚「漢字とことば」の構成について。
※四谷大塚の教材販売ページにサンプルがありますのでそちらも併せてご覧ください
4年~5年カリキュラム
■「漢字」と「ことば(四字熟語、慣用句、同音異義語など)」の学習が1冊で可能
■ 1回=1週間で学ぶことを想定
■ 1週間でおぼえる漢字の数は10個程度。
■ 新出漢字は、漢字1つについて5パターンの書き取りが演習できる。
例えば「絶」という字ですと以下のパターン。
2)ゼッコウの行楽日和だ→絶好
3)ゼツダイな声援を受ける→絶大
4)野生動物の種がたえる→絶える
5)船が消息をたつ →絶つ
※四谷大塚の教材購入サイト、で各学年の「漢字とことば」の見本がPDFで閲覧できます
■ 書き取りに出てくる言葉の意味は、ほぼ全て記載済み。個別に辞書を引く必要はなし。
■ 5週目はそれまでの3~4週分の漢字の問題がランダムに配置されたページが登場。※組分けテスト前の「まとめ回」としての学習
■「ことば」は、予習シリーズの学習予定表に沿った週ごとに異なるテーマ(四字熟語、慣用句、同音異義語など)で、問題が1ページあります。
■ 巻末に「ことば」に関するまとめ資料あり
6年カリキュラム
■「漢字」は、問題がランダムに配置されたページが毎回続く。
■ 3~4週に1度まとめ回があるのは4~5年カリキュラムと同様。
■「ことば」は4~5年カリキュラムと同様、予習シリーズの学習予定表に沿った週ごとに異なるテーマ(四字熟語、慣用句、同音異義語など)で、問題ページあり。
■ 6年上は毎週の学習とは別に「小学漢字1005題」という問題集が付属
■ 巻末に「ことば」に関するまとめ資料あり
三菜の学習スケジュール
塾なしになってからの三菜の漢字学習スケジュールです。塾ありの時は1週間の最初のほうの授業でテストがあったので、下記を前倒しで実施。
「基礎トレーニング」の位置づけで、勉強前のウォーミングアップとして実施しました。
火:インプット2回目
水:アウトプット1回目(半分)
木:アウトプット2回目(半分)
金:アウトプット3回目(間違えたところ)
土:ことば
日:予備
※まとめ回と6年の漢字についてはひたすら毎回全問アウトプット
※6年上からは、「小学必修漢字1005」の半ページ分も基礎トレ―ニングに追加
4・5年の「漢字とことば」は使い方に工夫が必要
漢字をインプットする時
前述のとおり、1つの漢字につき5パターンの書き取りがあります。
練習の時は意味を確認しながらテキストの順番に書き取り…でもよいでしょう。ただ、こみるは「テキストを見てノートに答えを書く」という作業は嫌いです。
その理由は
マルつけまでの過程にテキスト→ノート→テキスト→ノートとあちこち見る回数が多く非効率
<理由2>
ノートは答えだけ書いてあるので、あとで見返した際にどういう文脈ででてきた漢字が出来なかったのかがパッと見わからない
…からです。
で、ネット上にはとても素晴らしいアイテムを提供してくださっているサイトがありまして、三菜はこれを利用していました。
インプット時のお役立ちアイテム①
・予習シリーズ対応:http://www.suguru.jp/series.html
「すぐるゼミ」という塾のサイトのコンテンツなのですが、予習シリーズ1回分の漢字の書き取り問題をA4・1枚に印刷できるようレイアウトしてあり、問題の脇の空白に答えが書き込めます。しかも4年~6年の予習シリーズすべての回についてダウンロードできるという、なんとも素晴らしいサイトです。欲を言えば、4年~5年の回は書き込むための余白がやや狭いこと。まとめ回や6年の回のように囲みの解答欄を作っていただけるとなお使いやすかったなーと思います。
…と思ってたのですが、6年の中頃にこちらのサイトも発見。
インプット時のお役立ちアイテム②
・四谷漢字テストダウンロード:http://tss-tsukuba.jp/2014/02/03/kanji/
ああ、嗚呼、アア!!!…これに早く出会いたかった!!!!解答欄もついているし答えもついている!!!1日分のやるべきことをコピーしてクリアファイルにいれる三菜のスタイルにはピッタリのアイテムです。
他にもこういったサイトはあるのかもしれませんがこのくらいしかわからない…ご存知の方はコメントでお知らせいただけるとウレシイです。
<1日分のやるべきことだけをコピーしてあげたら、こんな薄さでモチベUP!>
漢字をアウトプットする時
上記のような素晴らしい書き取りアイテムがあるものの、4,5年時の「漢字とことば」の学習では、定着したか確認するのにこの「並び順」が仇になります。
例えば前述「絶」場合、「絶」を使った書き取り問題が「根絶」「絶好」「絶大」「絶える」「絶つ」と並ぶのですが、どこかのタイミングで「ははーん、このあたりは「絶」使って書けばいいのね」と子が気づきますと、意外と類推して当たってしまったりするのですね。これはよくない。
こみるはどうしていたかというと、アウトプットを2回に分けました。
1回目はすぐるプリントの1,3,5…、2回目はすぐるプリントの2,4,6…というようにその日解くべき問題に印をつけたりしてた、ということです。
ただ、やはり同じ漢字はある程度連続してしまうのですな、、、、ランダムな解答欄があるサイトってないのかしら…ご存知でしたらこちらも是非お知らせいただけるとウレシイです。
6年の漢字については、①そもそもランダムに問題が並んでいる②すぐるの解答用紙も解答欄付きなので、ストレスフリーで学習できます♪
「ことば」の問題を解くには「すぐるゼミ」の解答用紙が使いやすくて◎
すぐるゼミの予習シリーズ対応では、ことばの問題の解答用紙もダウンロードできますのでこれを利用しない手はありません。ノートに「1(1)」…とか書いてる時間も勿体ない!!!こういった解答用紙があると、マル付けも楽です。
すぐるゼミには他の教科でもホントにお世話になりました!
中堅校を目指す子は必修!6年上「小学漢字1005題」
※四谷大塚の教材販売ページ・6年教材にサンプルがありますのでそちらも併せてご覧ください
6年上の巻末には「小学漢字1005題」という問題が収録されています。
恐らく1年生で習うであろう漢字から順番にテスト形式で問題が並んでいるのですが、基礎的な使い方の語句ばかりなので、中堅校を目指すものにとってはハズすことのできない問題集と言えましょう。
三菜はこれを3周と、間違えたことのある漢字のみ追加で2周ほど実施。「小学漢字」だし、基本的な漢字でしょうからといって正直たかをくくっておりましたが、いやいやどうして意外と間違いが多いことに気づかされました。
ちなみに、テキストをコピーしたものに書き込んで学習しましたが、間違えたらテキストに〇シールを貼っていきました。次にやる時にはシールを貼ってある原本をコピーしたものに書き込みまして、また間違えたら違う色の〇シールをテキストに貼って…とこんな具合で繰り返し学習。
「小学漢字1005題」はすぐるゼミに解答用紙がありませんでしたが、下記のように下半分を覆ってコピーするなどして(1日分は半ページ分なので)解答スペースをつくったものを使用しました。
6年下・巻末まとめ資料は「チェックリスト」として活用できる
どの学年の「漢字とことば」にも巻末に四字熟語や慣用句など、いわゆる「ことば」のまとめ資料が掲載されています。4年には4年カリキュラムで、5年には5年カリキュラムで学習するボリュームで・内容のまとめ資料が掲載されています。
注目すべきは、6年下の巻末のまとめ資料。それまでに学んだ「ことば」の分野のすべての内容がまとめ資料として掲載されているのです!項目を抜粋しますと
漢字の部首、同音異字・同音異義語、同訓異字、三字の熟語・四字の熟語、慣用句、ことわざ、故事成語、付表の語、和語・漢語・外来語、名詞・動詞・形容詞・形容動詞、副詞・連体詞・接続詞・感動詞、助動詞・助詞、文学史・文学作品
良く問われているけどできないことばが一目瞭然に。
印の多いことばは入試直前におさらいし、このコピーは入試会場までお供しました。こみるが6年のまとめ資料の存在に気づいたのは6年の「漢字とことば」を購入してからですので、ついている印は1年分。4年・5年のうちに6年の四科のまとめをメルカリ等で購入して、問題演習のたびにチェックをしていればもっとデータが蓄積され、オリジナルな資料ができあがっていたかもしれません。
学んだ漢字の小テストにー「鬼滅の刃風アレンジ」の書き取りを取り込んだAnkiの活用も
最終的に毎日の漢字の学習では取り入れませんでしたが(上記のプリントを使用)、週末のテスト前のアウトプット等ではAnkiに「漢字とことば」の例文を鬼滅の刃風にアレンジした例文を取込み基礎トレとして使用したりもしました。これについては別エントリーでまとめましたので、こちらからどうぞ。
<まとめ>やり方は人それぞれ。トライアンドエラーで模索するしかないのかも
例えばこみるの場合、漢字の書き取りをしますと書くことに意識が集中してしまって、全く覚えられません。小さい頃からじっと見て覚えるスタイルでしたので漢字の書き取りの宿題は苦痛でした。ですが三菜の場合は「書いたほうがいい」といいます。
ということで、いろいろ書きましたがn=1の事例にすぎません。我が子に合った方法は、トライ&エラーで模索しながら見つけるしかないのかなとも思います。
どうか、お子様にあった方法がみつかりますよう。
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