【中堅校の中学受験】模試の「合格可能性」は「ホントの合格可能性」じゃないよ、という話

中学受験よもやま話

ご覧いただきありがとうございます。

前回は組分けテストや週テストを受けたときの「偏差値」の扱いについてエントリーしました。
今回はテスト結果で表示される「合格可能性」なるものの扱いについて、塾なし中学受験を終えたこみるの所感を書き綴りたいと思います。

 

5年の後半~6年になり、合不合判定テストや首都圏模試(統一合判)などの模試を受けると表示される「合格可能性」。これがDやE、30%未満なんて出た暁には、つい母の涙もこぼれましょう。

 

ですが「偏差値」同様、中堅校を目指す塾なし中学受験生の母は、ここでも血圧を上げたり下げたりする必要はないのです。本人にとっての合格可能性は別の尺度で計る必要があります。

こみる心の声
こみる心の声

冷静に参りましょう

とか何とか偉そうなことを言いましたが、本ブログ、全くもって分析などというものからは程遠い。
〇万分の1のケースを経験しただけの母の感覚値と思って読んでいただければ幸いでございます。

そもそも模試の「合格可能性」って何さ

これについては数多のブログが微に入り細に入り話をされてますのでアレコレ申しませんが、

・合格可能性80%とは、模試で「合格可能性80%」の判定を貰った“受験生達”が、その志望校を受験したら、10人に8人の割合で合格する。

・「合格可能性80%」の判定を貰った特定のAさんが合格できる確率を意味するわけではない。

わからない人は他のブログで詳細に解説されている記事を読んでください。

実際、三菜の受験終了後、四谷大塚の進学くらぶからは受験結果の報告用紙が送られてきましたし、首都圏模試センターからは「差し支えなければ…」と丁寧な電話があり、どこの学校の何回目を受けて結果がどうだったかを詳細に聞かれました。こういった受験の顛末はその子の模試の成績と共に各塾や模試センターのデータベースとなり、翌年以降の合格可能性を導き出すのに使われるのでしょう。

模試の合格可能性をどう利用するか

まずは、恥を忍んで、三菜の模試をさらします。

世の中にある受験ブログやSNSの多くが、偏差値60だ目指せ御三家だ…の話が多い中、だいたいゆるりと中堅校を目指すなんてことを発信していること自体がニッチであろうことは承知しております。が、ひょっとすると三菜のような子については、情報が少なくてさみしいんじゃね?…と勝手に思ったもして。本ブログでは〇万分の1の三菜の事例をあれこれ晒しているわけですが、その一環で、三菜さまの5年の中盤~6年生の統一合判における第一志望校の判定結果を晒します。

 

・合格可能性80%をたたき出したのが最初の1度。
・合格可能性50%と出たのは最後の1度。
・合格可能性30%を出したのが真ん中の1度。
あとは見事なまでに30%未満である△のオンパレード。

ちなみになぜか第二志望のほうがシブい結果で、1度30%を出しましたが、あとは最後まで美しく△が並んでおりました。

 

こみる心の声
こみる心の声

よく受けようと思ったね

 

こんなチンケな成績にもかかわらず、図々しくその学校を受けようと思った理由は以下の通りです。

首都圏模試(統一合判)の30%未満「△」に入った子の成績はピンキリ

※しつこいようですが、中堅校の話ですよ。

素点が0点であろうと100点であろうと、合格可能性30%のレンジの最低点に及んでいなければ全て△がつきます。

ちなみに、首都圏模試の成績表は
「30%合格まであと〇点」
「50%合格まであと〇点」
「80%合格まであと〇点」
と素点であといくらとればよいのかが書いてあります。

で、三菜の志望校判定は△オンパレードなのですが、「30%合格まであと2点」とか「あと5点」なんていうことが非常に多かった。問題数に換算すると1問程度。
ということは「判定不能の△」のレンジではあるが、限りなく「合格可能性30%」のレンジに近いのだろうと思いました。

30%と50%、50%と80%の差は素点でそんなに大きくない

さらに三菜が50%合格に達するまでに必要な素点は「あと16点」「あと20点」なんて書いてあることが多かった。

20点ということは算数だけならあと4問。他教科も併せれば、各教科1~2問ずつ取れれば、あーら不思議。そんな違いでいきなり50%合格ラインにのってしまうのです。

これは受験校のレベルや、各年の傾向などもありましょうから必ずそうだとは言えませんが、少なくとも三菜のケースにおいては、「△」でも「50%合格」でも大差はないじゃないか、という感触をもちました。

志望者分布をみると、皆、大してとれてません

これ、首都圏模試(統一合判)だと、「志望者の中での順位」しか表示されないので、志望した〇人中〇番としかわからないのですが、四谷の合不合だとその模試でその学校を志望校とした「志望者の分布」がわかります。

 

この志望者分布表はかなり面白いです。

 

例えば、中堅校の例としてY80偏差値55の学校の志望者分布を見ますと、勿論突き抜けるような点数のところに数名分布していたりするのですが、これはレアケースとして一旦置いておきまして、55におよそ満たない子も、割と数多く志望しているのが分布でわかります。

 

こみる心の声
こみる心の声

お前もだよ

偏差値が届いていないのに、おこがましくもその学校を受けようとしている子は、自分の子だけではないようでした。

 

こみる心の声
こみる心の声

しつこいですが、三菜が受けたような中堅校の話です。

4科受験の学校も2科でしか判定されない

未だに不思議なのですが、首都圏模試(統一合判)も四谷の合不合も、三菜の志望校は「国語+算数」の2教科でしか判定してくれなくてのこの結果、というのも考慮しました。

こみる 心の声
こみる心の声

おいおい!

三菜の国語は壊滅的なのに、国語の成績、超重要やんけ??

三菜の志望校は国・算の2科と、国・算・理・社の4科と好きな方を選んで受験できました。
従って、国語が壊滅的な三菜は実際の入試では迷わず4科受験を選択するわけですが、模試ではメタメタの国語がガツンと評価されてしまうのです。

 

当時、首都圏模試センターに理由を問い合わせたのですが「4科の教科による判定はやってないんですよー」の1点張りで詳しい理由は不明です。

乱高下する国語の一方で理・社については、三菜は模試全体を通して一定の素点と偏差値をおさめていました。

 

入試で点数をとるのは国語の5点も社会の5点も一緒でどの教科でもよく、合計点で競われるわけですから、国・算の2科で「△」であっても、実際の合格可能性は△以上だろうとふんだというのもあります。

本当の合格可能性はどこで見るのか

そんなわけで、中堅校の中学受験の場合、合格可能性は「その学校を受験する努力を今後もし続けることが無駄なのか、そうでないのか」くらいを親がざっくりみるのに使えばよく、30%や50%や△で泣いたり怒ったり溜息ついたりするものでは無さそうです。

 

こみる 心の声
こみる心の声

「合格可能性」って言葉を使うこと自体がよくないのではないかとすら思っちゃう

 

では合格可能性があるかどうかをハッキリ知るにはどうしたらよいのでしょう?

それはズバリ「過去問で合格最低点がとれているかどうか」です。
これは身をもってそう思ったので断言できます。

模試の合格可能性なんざ「その学校を受験する努力を今後もし続けることが無駄なのか、そうでないのか」くらいを親がざっくりみる程度にしか使えませんが、これは絶対です。

 

だって、そのテストでこの点以上をとったら学校は合格を出しました、と書いてあるんです。
いくら模試で30%だ、△だ、DだのEだとミソクソに言われようと、その点数さえクリアしてれば合格なのです。

 

こんなにハッキリわかる指標が他にあるでしょうか?

 

ただし!
だからと言って6年カリキュラムが終わったほやほや状態や、大した演習量をこなしてもいない10月の段階で、ホイと第一志望校の過去問をやらせるわけにはいきません。飲み込み悪目の子の多くは惨敗で、子のやる気レスに拍車をかけることは容易に想像がつきます。

 

かといって、満を持して冬の本番も差し迫ったところで初めて過去問をやらせてみた結果、どうあがいても合格最低点に届きそうにないなんて事態は避けねばなりません。

 

こみる心の声
こみる心の声

人により過去問をやる適正時期は違うってことか

これについては別エントリーしたいと思います。

 

模試の話に戻りますと、塾なし中学受験(中堅校)の母は、子に模試を受けさせ、「その学校を受験する努力を今後もし続けることが無駄なのか、そうでないのか」くらいを「模試の合格可能性」なるものでざっくり把握しつつ、子の傾向といくつかの志望校の過去問の傾向の把握に時間と労力を注ぎ、対策したら点数が取れそうか??を模索するのが吉だと思います。(※志望校の過去問の傾向の把握と対策については別エントリーしたいと思います)

 

塾なし中学受験にもかかわらず親は何もせず、秋頃「どうやら世の中過去問の時期らしいよ?」と漫然と子に志望校の過去問を解かせてみて、「キャー!!うちの子が不得意な記述ばかり!!!!」「理科の計算多っ、やば!」なんてなるのは、単なる親の努力不足だと思います。

努力不足の親が、子に「どうしてこんなこともできないの!」と激怒する資格はありません。塾なし中学受験をめざすなら、子が頑張る以上に親もここは頑張るべきと思います。

※しつこいですが、中堅校の塾なし中学受験の話で、難関校は知りません。

 

塾に通っている場合は、このあたり塾の先生がやってくれるのかもしれません。
どうなんでしょう?
ここからは妄想ですが、御三家上位校でしたらその子の傾向と出題傾向をにらめっこして、手取り足取りやってくださりそうな気もしつつ、中堅中学だとどの程度までやっていただけるものなのか。1年チョイ通塾した感覚だけで無責任に発言しますと、「問題数が多いのでスピードが重要です」とか「問題文が長めの傾向なので、長い文章を読んで問いに答える時間配分を考えてください」とか、何となくの学校の問題の傾向は教えてくれそうな気がしますが、詳細に子の特性をみてレコメンドしくれてるのかは、謎。

 

ともあれ。

 

三菜は上記で暴露しました通り、「模試でいう合格可能性」から導きますと「ここは受けてはダメでしょう」となりそうな学校が志望校でしたが、過去問を実際にといてみますとこの先努力を続けたとしても箸にも棒にもかからないという状態ではありませんでした。

 

第一志望も第二志望も合格最低点に届かないことが続きましたが、感触としては受験ギリギリまで対策をすればなんとか行けそうなレベル。解きすすめるうちに合格最低点にギリギリ届くか届かないかくらいにまでもっていったところで受験本番をむかえました。

こみる 心の声
こみる 心の声

結果はこちら。受験した中堅中学(Y80偏差値50-55位)に全て合格ですよ。

対策次第で、全勝できる

ほら、どうですか?勇気出ましたか?
三菜のような飲み込み悪目さんでも、対策次第で、志望した中堅中学(Y偏差値50-55位)に全勝です。

模試など、条件付きではありますが、△でもEでもよいのです。
だって、模試の判定の中にホントの合格可能性なんて無いんですから。

がんばれ、受験生!!!

 

にほんブaログ村 受験ブログへ ハイブリッド型中学受験のすゝめ - にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました