三菜、反抗期です。
Twitterでもつぶやいてみましたが、ああいえばこう言う、こう言えばああいう。
口がへの字。デフォルト、不機嫌。
出てくるワードに否定的な意味を含むものが増えました。
機嫌がいい時も勿論あるんですけどね。
チビへのあたりも強かったりで、困ったものです。
で、何のネタで機嫌が悪くなることが多いかというと、ゲーム絡み。
チビと争いになるのも、ゲーム絡み。
親と口論になるのも、ゲーム絡み。

あれ?ちょっと前の話もゲームの話だったよな。
中学受験にかかわらず、子供にはゲームの話はつきものなのかもしれません。
子のゲームに否定的なのは「母親」が多いのかも
感覚値になりますが、時間を決めても守らない・隠したのに隠れてやっていた、取り上げた・封印した、などなどゲームに関して不満を持ち怒っているのは、大抵、母親である気がします。
父親はというと…受験生が勉強しているのに、父親が携帯ゲームにはまっていて困るとかそういう話はきいたことがあるのですが、父親が子のゲームに関して悩み、愚痴り、怒っているのってあまり聞いたことないような。
少なくともこみる家では、受験勉強期間中、三菜のゲームの時間に関してとやかくいっていたのは母親のこみるであり、父親はゲームに関して特に三菜に何か言った記憶はなく、そればかりか子が勉強しているのと同じ空間で携帯ゲームをし、うまいこといかないと「チッ」と舌打ちなどしていたように思います。

これ、受験期間だと、「家族一丸となってというときに、父、おまえは何をやっとるのじゃ」とトラブルやつ
夫は「受験など生死にかかわる問題ではないので、何も家族があわせなくともよいのだ。勉強すべき者は周りのことなど気にせず勉強すればよろしい」というスタンスだったのだと思います。
まぁ、それも一理あるかなと。
確かに長い人生考えると、受かろうと落ちようと死ぬような話ではありませんw
大家族の場合、誰かが集中を要することをする度に「その他の家族メンバーは〇〇厳禁」なんて言ってたら、ほとんどの時間、誰も何もできなくなります。
こみる家にはそもそもチビの兄弟がいて、三菜の勉強時間中もテレビつけてるし、遊んでるし、まぁまぁ、ウルサイ。そういう環境下においては、夫がポチポチやってるスマホゲームなんぞは大した影響度ではなかったともいえましょう。
中学受験のときはどうしていたか
中学受験期間、こみる家では三菜のゲーム時間について、制限を設けていました。
当時、ゲームに時間制限を設けていたのは何故か…三菜の目が悪くなるからでもなく、三菜がゲーム脳になるからでもなく、「ゲーム以外の他のことをする時間が少なくなるから」=勉強の時間がなくなるからです。
ちなみに三菜の視力が悪くなった5年生の頃、眼科の先生に「勉強のし過ぎとか、ゲームのし過ぎですかね?」と聞いたところ「現時点で、近視になる原因が何かは解明されていない。遺伝かどうかも、ゲームや勉強のしすぎで目が悪くなるかどうかも今の医学ではハッキリしたことは実はわかっていないのだ」とハッキリ言われました。また、ゲーム脳についても諸説ある模様。
でも、時間は有限ですから、ゲームをすると(他のことに使う時間を減らさない限り)勉強の時間が減ってしまうことは事実です。
ただし、こみる家では、ゲームは封印・禁止ではありませんでした。
これはひとえに三菜が「幼め」だったことに起因しています。三菜の場合は、「ゲームを少しだけやることによるメリット > ゲーム封印によるメリット」であったので、禁止はしないが時間制限というお約束をしていたわけです。具体的には、「休み時間はゲームをやってもよろしい」そういう時間制限。本人も受験だからと言うこともありここは納得してやっていました。
★ゲームの封印は吉か凶か?…の話はこちら↓
中学受験終了後は、ほぼ、お約束なし
中学受験終了後は、といいますと、「やるべきことをやっているのであれば、何をやってもよろしい」…にお約束が変わりました。

制限してるようなしてないような。
いかにも揉めそうな約束の仕方です。
「やるべきこと」の内容が示されてないので、解釈の余地がありまくり。
約束してないも同然といえましょう。
ちなみに親が意図する「やるべきこと」とはこちらで、一応三菜にも伝え済み。
・脱いだ制服を脱ぎっぱなしにせず、ハンガーにかける
・脱いだ靴下などは、洗濯カゴに入れる
・その日にやる宿題や課題を計画的に済ませる
三菜に伝えたところで、3番目なんて全く定量的でないので、親の意図と相違が大分ありそうです。
ですが、中学受験時代のガチガチの管理から段階的に自力管理ができるようになっていただかないと最終的には本人が困るので、現在試行錯誤中でこのような伝え方になっています。
で、何が起きてるかといいますと、「やるべきこと」の時間がなくなりつつあるのにもかかわらずゲームにいそしんでいる三菜に「もう〇時だから、そろそろおしまいにすべきではないか?」と親が進言すると、不貞腐れられたり、バトルになる。
親の進言自体がムカつくのだろうから放っておけばよい、という話もありますが、そもそもこみるが疑問に思ったのは、なんでそこまでやめられないのか?ということ。面白いんでしょうけど、そもそも1時間もやればゲームなど満足ではないのか?
母・こみるも、三菜がやってるゲームをやってみたよ
やめられない理由が何かあるのかもしれないけど、なんせ反抗期だから多くは語らず。でもどういうことなのか知りたーい。ということで、こみるも同じゲームをやってみることにしましたよ。
三菜がやってるのは、だいぶ今更ですが、こちら。
もともとこみるはRPGはいくつかやったことがあるものの、急いでボタンを操作するタイプのゲームは子供時代も含めやった経験ゼロ。なので尚更そう思うのかもしれないのですが、ボタン多い!忙しい!向きたい方向に向くことが出来ない!
いやー、これ、難しい!!子はいとも簡単に操作してるのに。おばばだから?
でも!!…そんなゲーム初心者・40代のこみるでも、30分程やっているとそれなりに進めることができてしまうんです。なんなんでしょ?このゲームの操作性。
ちなみに、スプラトゥーン2をプレイするには、Nintendo switch online というサブスクサービスを契約する必要があるんですが、この価格設定が絶妙。「1アカウントだと2400円/年」がデフォルトですが、ファミリープランだと「8アカウントまで4500円/年」。しかも、ロスジェネ世代のお父さん懐かしのファミコンタイトルが無料でプレイできるというおまけ付き。どうせ子供のアカウント1人分で2400円払うなら、4500円払って家族で楽しんじゃえ、という選択を促す任天堂の戦略を感じます!
そして、おばはんでも馴染んでしまえる、ゲームの操作性。
これも任天堂がファミリーを取り込もうとする戦略の一つなのかもしれません。
親の想像以上によくできている。独特の世界観が面白い。
こみるが勝手にそう思ってただけかもしれませんが、この「スプラトゥーン2」。ゲームなんざと侮るなかれ。
世界観が独特で素敵すぎます!! キャラ・プレーヤーの設定から音楽、ステージ、ネーミング含む使われてるワード、町の細部にいたるまで、一言でいうと、「イカ」してます。※ゲームではプレーヤーが「イカ」です 笑
昔、「ico」というRPGをしたときにも、その世界観にズキューン!とやられまして、これと似たような衝撃がありました。…が、色々な面で「スプラトゥーン2」のほうが上回った感があります。
これについて語ろうと思うと中学受験のブログではなくゲームのブログになってしまいそう。なので、「そうそう、こみるの言いたいことってこれこれ!」という素敵なnoteのリンクをしておきます。
ゲーム初心者・おばはんのこみるですらこんな引き込まれようですから、子供なんて絶対わくわくしちゃいます。
で、ゲームそのものの評価以外で、やってみて分かったことがあります。
時間で区切れる遊び方と、時間で区切れない遊び方があるじゃないか
このゲームには、おおまかにいうと2種類のタイプの遊び方がありました。
①ナワバリバトルやガチマッチのようによーいどん!で始まり、ぴぴー!と終了の合図が鳴る「一定の時間で1つの決着がつくタイプ」の遊び方
②ヒーローモードやオクト・エキスパンションのようにステージを攻略していく、または、試し打ちやお買い物など時間無制限にすることができる「一定の時間で終わらないタイプ」の遊び方
後者の遊び方をしますと、一体いつ終わりが訪れるのかは謎ですよ?…ということが、よーくわかりました。これは「ほら、約束の時間きたから今すぐしまいじゃ」といわれても、「いや、まだ途中だし」とイラっとするかもしれません。

子の時間に対する見積もりが甘いという話もあります
逆に、子が「あとナワバリバトル1試合で終わり(※)にする」とか言ってるにもかかわらず、おや?15分経過しましたが?…という場合は、試し打ちや店で武器の吟味をしていたりする可能性があることも想像できるようになりました。(※)1試合、約3分です。
ですので、母からは今こんな提案をしております。
・買い物や試し打ちもしたければ、その時間も見積もって宣言してみて。
・時間制限のないゲームの場合は、自分でゲームが終了できそうなおおよその時間を見積もって〇時に終了、という宣言をしてみたら?もしくは見積ができない、止める自信がないなら平日ではなく週末にするとか考えようよ。

…んなもの、親子の会話で聞き出せばいいじゃないか
まぁ…それはその通りで、ネットで調べる、もしくは親子の会話の中でどんなゲームかを聞き出して、対処法を話し合う、これも勿論手っ取り早い手段ではあって、ゆくゆくはそうあるべきだろうなーと思うのですが、なんせ幼め三菜ですからね。一定の共感があったほうが、親からの提案にしても、話は早かったような気がします。
また、それ以外にも「親もやってみる」ことでいいこともあったのです。
親子の会話など、プラスαの効果も
それは「反抗期の三菜が嬉しそうに話す」ということ。
三菜に黙ってゲームをはじめますと、いつの間にか傍によってきて、いつもは注意されてるはずの三菜が、まるで先生役ですよ。
「ほら、そこでボム投げる!…おっそいな~」
「ここは体動かして向き変えるんじゃなくて、左の親指で向き変えた方がいいと思うよ。」
「あと、ここに指置いてスライドさせるようにしたほうが早い」
「ほら、後ろ!来てるよ!…あーあ」
「この線が見えたらとりあえず逃げる!!…もー、なんでそういう動きになっちゃうかな」
…とかなんとか。なんだかイキイキしています。
反抗期だけど、いいじゃん!この時間。
仕事でもそうなのですが、年齢を重ねるにつれ自分の経験値に基づきあれこれ判断することも増えますが、今の経験値は十分なのか…?と疑問に思うこともチョイチョイあります。なので、若者に迎合するという意味ではなく、自分の経験値・価値観を広げるという意味で、自分の知らない新しいことを知る、やってみるということは自分の人生においてマイナスにはならないと思います。いや、絶対にプラス。だって、10しかしたことない人より、100したことある人の方がいいに決まってる。
それに、子には新しいことに興味を持とう、チャレンジできる子に、なーんて教育してるくせに、言ってる本人がででんとあぐらかいて何にもしないんじゃ説得力もありませんわ。
…と思い、ゲームに限らず、あらためてアレコレやってみようとおもったこみるでした。

ほら、小さい時に食わず嫌いはなしよって言われましたよね?
大人だって食わず嫌いしちゃいけないよ
あっ、こみるは共働きだった。
あー、時間がたりない。神様、私に1日48時間ください!
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