【中堅校の塾なし中学受験】漢字の勉強で使用したオススメ問題集<まとめ>

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中学受験問題集
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たかが漢字、されど漢字。

特に三菜のような読解壊滅児は、漢字と言葉の得点が欠かせません。
…が、これがなかなか一朝一夕では身につかないもの。

本日は、三菜が塾なし中学受験で利用した「漢字」問題集について。
利用した感想などを時系列にレビューしてまいります。

こみる心の声
こみる心の声

漢字なんざ書けなくても、読めて意味が分かればいいんじゃない?…だって、大人になったら、仕事は殆どPCですよ!

…なんていう大人の本音は一旦封じ込めて、子が1点・2点の差に泣くことが無いよう、万全を期してまいりましょう。

 

四谷大塚「漢字とことば」

三菜の使用時期:全期間
中堅校向けおススメ度:★★★★☆
内容 :★★★★☆
使用感:★★★☆☆

お馴染み四谷大塚で扱っているテキスト。それに沿って毎週学んでいけば5年の終わりには6年生までの漢字を学び終えることが出来るという王道テキストです。塾で四谷大塚NETで誰でも購入できるというのもありがたい。

三菜は塾なしとなった後「進学くらぶ」という四谷大塚の通信を選択しそのカリキュラムを目安に勉強を進めていましたので、漢字についても「漢字とことば」をメインに学習していました。

 

「漢字とことば」の使い方についてはこちらの記事をどうぞ

子のモチベ上がりまくり!…味気ない漢字の勉強を楽しくする工夫はこちら

 

上記の記事でも触れましたが、中堅校を目指す方は「漢字とことば」6年上の巻末に収録されている「小学漢字1005題」という問題は必修です。低学年の漢字から順番にテスト形式で問題が並んでいるのですが、基礎的な使い方の語句ばかり。中堅校を目指すものにとってはやっておいて損はない問題集のひとつといえましょう。

 

日能研 漢字マスター 3年/4年

三菜の使用時期:5年前半
中堅校向けおススメ度:★★★★☆(不得意な子の確認用として)
内容 :★★★★★
使用感:★★★★☆

三菜は忘却の神です。毎週の漢字は「漢字とことば」におまかせでよいとして、神は昔習った漢字を忘れてるんじゃないか疑惑がこみるの中で浮上。試しに、ぐーーーっと遡って、3年生の漢字から確認することにしました。

 

こみる心の声
こみる心の声

どんだけ子の記憶を信用してないのさ
しかも3年の漢字とか、遡りすぎじゃない?
流石にわかってるでしょ

 

このブログは、中堅校の中学受験を綴ったブログですよ。念には念を入れ、くらいで丁度よいのです。で、セレクトしたのがこちら

3年の漢字の確認が終わってから使用したのがこちら

どちらも全部で200ページ近くあるのですが「お前、ホントに覚えとるかね?」の確認用なので、各々1ヶ月弱で1冊終了。1日あたり10ページほどやったことになりますが、写真にあるようにそもそも1ページあたりの問題が6題と少ないので、数分で済みます。

三菜は確認用で使いましたが、該当学年でこれやるのも良いんじゃないでしょうか。1ページあたりの問題が少なく、子の心理的負担が軽い紙面構成なので、低学年であっても毎日取り組めそう。

こみる心の声
こみる心の声

「5年で3年の問題とか、かんたんすぎ~!超楽勝じゃね?」…という三菜の心理も相まってサクサク進みます

 

ですがね。サクサク進むんですけど、やってみるとこれが100点満点ではないわけですよ。

ほぼほぼ出来ていましたが、読めない、書けない、もしくは勘違いしている言葉がチラホラ。中学受験においては、前へ前へ進むことばかり考えがちなので、早いうちにこの問題集で復習して抜けている漢字を潰しておいて良かったと思っています。

 

難点をあげると「漢字マスターシリーズ」は、縦横がちーっさいんです。A5版。

1ページに6題程度だからこの大きさになるのは仕方ないんですけど、ちーっさいのに本自体の厚みがそれなりにあり、よって開いても机からパカパカ浮きやすく、書き込みにくさを少し感じました。ノートやコピー用紙で毎回学習している三菜からすると使いにくいですが、いつも問題集を開いて冊子を抑え込みながら書き込む形で勉強している子には問題ないのかも。

紙自体は鉛筆にひっかかる紙を使用しているので、書きやすい点は◎です。

 

リーダードリル(漢字)5年

三菜の使用時期:5年夏休み前
中堅校向けおススメ度:★★★★☆(漢字練習用としては★★★★★)
内容 :★★★☆☆
使用感:★★★★☆
漢字マスター3年、4年で総復習をした後の5年生夏休み前くらい、依然「漢字とことば」をペースメーカーとしつつ、今週の漢字以外の漢字を復習する目的で購入。

同じ四谷大塚である「漢字とことば」も5年生、「リーダードリル」も5年生のものを使っていることになりますが、実は扱う漢字の内容が異なります。

「漢字とことば」は5年生の冊子で6年までの漢字はほぼほぼ終わってしまうペースで収録されているところ、「リーダードリル」は学習指導要領準拠で小学校5年で習う漢字が収録されています。

こみる 心の声
こみる 心の声

その違いが知識確認用にいいと思ったんだよね

一枚一枚剥がせるタイプで、サイズはB5。1日1枚で3~4文字を学習するのが目安となっています。全体の総量としては、毎日1枚やれば約2か月で終わる分量です。

 

1日にやるべき分量が明確になるところが基礎トレとしては分かりやすいのと、四谷大塚にしては紙がそれほどツルツルでなくて鉛筆もそこそこひっかかってくれるので使用感は★4。

 

1日でやるべき分の表側は漢字練習となっています。スペースが存分にあるのと、「下すぼまり」「右上がり」「下のヒを少し大きく」など、字をキレイに書くポイントがかかれているので、練習用としてはとてもいいとおもいます。子が「キレイな字で書こう」という気になります。

 

裏の問題は、表で練習した漢字の使い方に関するよみ・かきの練習です。
入試問題も数問あるのがすごくよいです。
例えば、「応」という漢字を表で練習したあと、裏に「こおう(読み)」「応じる」「反応」「応える」と解答します。入試問題としては「因果応報」。
練習する言葉のバリエーションが「漢字とことば」より少ない感もありますが、中堅校向けの学習としてはこの程度の分量で十分な気がします。

 

 

注意点は、裏の練習問題は表の3~4つの漢字を使ったもの「しか」出題されないこと。
例えば、「増」という字を表で練習すると、裏の練習問題で「増減」「増す」「増やす」と同じ漢字を使って答えさせる問題が続きます。

このドリルを使って漢字を1から学ぶ目的であれば、1日分を1枚、表で練習した漢字を裏で熟語として書いてみるという使い方で問題ないと思いますが、知識が定着しているかの確認用として使いたい場合には、上記の使い方だと裏の練習問題が全問正解になりがち。

 

なので、例えば「表の漢字練習は第3回、裏の練習問題は第1回のものをやらせる」など、タイムラグをつけて少し使い方を工夫しないといけないと思いました。まぁ、タイムラグをつけても「ははーん、このページは『増』って漢字使うのね」と気づいてしまえば同じことにはなるのですが…。

 

漢字基本トレーニング(受験研究社)

三菜の使用時期:5年夏休み~秋くらい
中堅校向けおススメ度:★★★☆☆
内容 :★★★☆☆
使用感:★★★★☆
コチラのドリルは、進級式。
5年生の漢字が5級(5年上)・4級(5年下)、6年生の漢字が3級(6年上)・2級(6年下)となっています。B5サイズで、1冊がすごく薄く、達成感の出やすいドリルです。
毎日6字ずつ学ぶ形式で、表のページが読み、裏のページが書きとなっています。数単元ごとに「復習テスト」と「まとめテスト」があるので忘れたころに再確認することも可能。
ただ、他の問題集と同様、「あ、この漢字使って書けばいいのね」という気持ちに子がなってしまうと微妙な一冊。確認のためのおさらいドリルとして使うのであれば、数単元毎に出てくる「復習テスト」「まとめテスト」だけをこなすのがよさそうです。
この1級は他の級とは少々異なり、小学1年~6年までの漢字すべての読み・書きに関するドリルです。「部首・画数・筆順」「音読みと訓読み」「同音異字・同音異義語」「同訓異字」「熟語の組み立て」「対義語・類義語」「慣用句・ことわざ・故事」「四字熟語」などの切り口で知識を確認することが可能。
四科のまとめの超簡易バージョンといったイメージです。国語の四科のまとめは中堅校を目指す者にとっては少々やりすぎ感があると思うので、このドリルあたりから取り組むのが難易度的に丁度よい気がしました。

漢検 漢字学習ステップ (6級・5級)

三菜の使用時期:5年秋~冬くらい
中堅校向けおススメ度:★★★★☆
内容 :★★★★☆
使用感:★★★★☆
三菜は塾なしでしたので、通塾生のように「クラスが上がった」とか「成績上位で名前が載った」という”達成感”を味わうシーンが無いなと思っていました。なので、勉強したら「合格した」という達成感を得るという目的と、かつ、外部テストの訓練も兼ねても味わえる漢検を受けることに。先取りじゃなく、5年、6年相当である6級、5級にチャレンジしました。
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殆どのドリルが読みより書きの方を充実させているのに対し、読みのドリルと書きのドリルの分量がほぼ同じ分量あるのが特徴。
また、各単元には読み・書きの他、同音・同訓の書きや、四字熟語の穴埋めなども散りばめられているので、漢字ドリル+α のドリルという位置づけで基礎トレが可能。なかなか良いと思いました。

番外編:スマイルゼミの漢検ドリル

実はスマイルゼミをやっていると、漢検の練習問題とテストをタブレット端末で学習することができます。しかも、クリアすれば、学習できる級をどんどん上へ進めることが出来るのです!!
スマイルゼミでは自動的にマル付けをしてくれるので、子がいい加減にマル付けしてあっていないのに〇なんてことは無いのも安心なところ。
三菜は、漢字検定ステップをこなしたあと、最終確認としてスマイルゼミのテストをして、弱点を練習問題で補うという使い方をしました。
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