英語の進度について
中学校で初めて出てくる科目といえば「英語」。実はこみる、三菜が入学するまで、三菜の学校の英語の授業内容について具体的には知りませんでした。
説明会や個別相談でいくらでも聞く機会はあったのですが、留学等のプログラムや特別なものばかりに目を奪われていて、日々の授業については「公立より手厚そうだな、進度は公立と比べると差はない学校だな、少人数授業をするらしい」程度の知識レベル。
ミーハー心が災いして留学・サマーキャンプ云々の華やかなイベント系についついココロを奪われがちなこみるでしたが、一応、進み具合が早めかどうかはどの学校についてもチェックしていました。つまり検定教科書を使うのか、ニュートレジャーやプログレス等を使うのか。
なぜならば、三菜が受験を予定していた大半の学校は数学で「体系数学」を使う&進度早めとなっていましたので、英語まで進みが早かったら英語初心者の三菜にとってはキッツいだろうなと思っていたので。ただ、チェックしたと言っても所詮その程度。それ以上掘り下げて学校にあれこれたずねることはありませんでした。
ちなみに「声の教育社」から出ている中学受験案内。
三菜の受験で参考にしたときは各学校ごとに英語・数学の進む速さが棒グラフのような図で掲載されてました。これを見ると「この学校の数学は中3で高〇まで進むんだな」とか「この学校の英語は中3=中3だから普通だな」とあらかたわかるようになっています。(現在の中学受験案内は見ていないのでわかりません)。
2022年版について、現在はAmazonのみ予約中のようです。
英語の事前情報収集として1つ反省をあげるとすれば。
三菜は中学に入っても塾なしでいく、いきなり「はい、あなた中学生だからこれからは自走ね」と手を離さないつもり…だったのですから、英語の授業の詳細な内容・使用するテキストや問題集・テストの頻度・宿題のレベルや量などをもう少し事前に聞いておいても良かったかもな、とは思いました。
とはいえ中学英語については、大昔の公立中学の英語のイメージしかないこみるです。上記を聞くったって、当時は何がわからないのかが分からなかった。よって何も聞けなかったのが実態です。
どんな授業をするのか、どんな宿題が出るのか、一例でも知っていればイメージも湧くし質問もしやすくなる…かもしれない。…ということで、本日は参考までに三菜の中堅中学・中1の英語についてざっくりと。
こみるのように〇十年前のはるか昔の公立中の英語のイメージしかない保護者の一助となりますように。
三菜の通う、中堅中学・中1の英語について、ざっくりと。
授業・宿題など
三菜の通っている中堅中学、「英語が進む速さは公立中学と同じくらい」と説明会等々で言われておりました。英語の授業は大まかにいうと3種類。
1つは会話に特化した授業。
1つは検定教科書に準拠した授業。
1つは文法や英作文に特化した授業。
英語が初心者でない子は特別クラスもあるんだって
最近は公立もこんな感じなのでしょうか?それとも中高一貫の恩恵?ー少なくともこみるの公立中の頃…思い出したところでもはや怪しげな記憶でしかないですが、それと比べると随分手厚い印象です。
それぞれの授業の内容と宿題について、ざっくり参ります。
会話に特化した授業
ネイティブの先生が担当。徹底してオンリー・イングリッシュ、ノー・ジャパニーズだそうです。時々1分スピーチ?があったり、先生の質問に次から次へと答えないといけない時間?があったりする模様。よって三菜、原稿を書いて、何やらブツブツ一生懸命暗記しているときがあります。授業の復習はやりようがないのでしていません。
教科書準拠の授業
検定教科書を進めていく、公立出身のこみるにも馴染みのあるスタイル。時々ノート提出(※単語を調べたり教科書本文を書きとったりする定型のノートっぽい)がある以外は特に宿題もありません。
こちら、学校準備の問題集等はありませんで、家庭学習をどうするか?でいくつか問題集を試しましたので、別途レビューしたいと思います。
文法に特化した授業
「新中学問題集」という問題集のプリントを中心とした授業。教科書準拠の授業の単元で出てくる文法について、該当の文法の授業が実施されているようでした。
「新中学問題集」のプリントの他に、覚えるべき単語や短文がプリントで配布され、チョイチョイこれらに関する小テストがあります。提出するような宿題は無いですが、小テストがまぁまぁな頻度であるのでこの勉強が宿題と言えば宿題。このほかにちょっとしたレポートや新聞づくりが課題となったりしている模様。
なお、「新中学問題集」は塾で使われることが多い問題集(標準と発展の2種類あり)で、三菜の学校では「発展」を使用。
追加:リスニングに関する授業
独立したリスニング授業というものが設定されているわけではないのですが、リスニングのテキストというのがあって、上記授業の中でこのリスニングのテキストに沿って進めているようでした。宿題等や家で実施するようなものはなし。
長期休みの講習
長期休みには任意の受講で国・数・英の講習があります。任意ですが、三菜曰く、1年生は殆どの子が受講していたとのこと。長期休み中すべての日に講習があるわけではなく1週間程度、主にそれまでの期間の復習+ちょっとした応用問題をやっている印象でした。
ちなみに三菜の学校は英検やGTECは基本、強制的に受けさせられます。
長期休みの講習内容を見たところ、英検やGTECを意識したような文法問題や長文読解なんかもやっているようでした。なお、英検は2級以上の上位級の受験をするようになると対策講座も開講されている模様。
そういえば受検費用って追加の費用として払ってないような気がするんだけど教材費一式の中に入ってるのかな…。後で確認しないとです。
テストについて
中一の1年間、何があったか振り返ってみますと…
・単語のテストや短文を書かせる小テスト
・ベネッセ模試
・GTEC
・英検
…がありました。1~2ヶ月に1回は大きなテスト、小テストは隔週~毎週やっている印象。なんだかんだいってしょっちゅうテストしてる感じがします。
NHKラジオ
上記以外に「家で毎日自主的に聞くように」と、NHKラジオ・基礎英語のテキストがなんと学校から配布されます。自分でわざわざ買う必要なし。学校から配布されるので、宿題っぽい。何か聞かなきゃいけないような感じになる。英語初心者的には、これは、大きいです。
家では対策していない…というか対策する時間も術もないのにもかかわらず、各種テストでリスニングがそれなりにとれているのは、基礎英語のおかげかな、とも思います。
余談ですが、もともと三菜には基礎英語を聞いてもらおうと思っていたこみる。中学受験終了後の3月分からNHK出版サイトにて定期購読をセットしていたのですが、まさかの学校配布。あっさり4月から定期購読が不要になってしまいました。しかも4月号のテキスト届いてるやん…
しかーし!ここは流石のNHK。ダメもとで問い合わせ事情を話したところ「届いたテキストは封筒に『受け取り拒否』と紙を貼って郵便局にもっていってもらえれば、返金します」とのこと。なんちゅう素敵対応。
こみる家は購入する必要が無くなってしまいましたが、自分で購入する場合はNHKの定期購読もいいですが、富士山オンライン書店、もしくはセブンネットもおススメ。富士山オンライン書店は配送料無料で毎号自宅に配送してもらえる、セブンネットは近所のセブンイレブンに取り置きしてもらえるので、しまった!買い忘れた!…がありません。しかも毎号払いなのでやめたいときもやめやすいのがマル。
ちなみに「富士山オンライン書店」は雑誌を定期的に買うなら絶対見たほうがいいサイト。定期購読なら割引や特典付き・送料無料の雑誌も多々あるので、ただただ書店やAmazonで注文して買うよりお得な場合も。三菜の愛読雑誌・二コラなんて、50%オフ。激安(*2021年4月現在)。
中堅中高一貫・塾なし中学生の家庭学習ふりかえり&今後の課題
三菜は相変わらず塾なしです。
通信教育も受けず。スタディサプリは継続していますが、英語については今のところ時折参考程度に見ることがあるくらいです。
1年間三菜の様子を見た限りでいうと、超英語初心者の三菜的には「公立と同じくらいの進み具合」で丁度良かったという印象。もともとキャパがありあまってるタイプではないですからね…。
子による人によるで参考になるとは思えませんが目安として書いておきますと、中学受験で飲み込み悪めだった英語初心者三菜でも、学校教材中心に復習していくとベネッセ模試で7割取れるくらいでした。ベネッセ模試は上位校の子供たちは受けないという話もチラホラ聞くので大したことないという話もありますが、受験終了後の三菜ときや「b」と「d」の区別も怪しげな上、ローマ字の呪いで「school」が「sukuru」になる始末。それを考えると、三菜的には、もう、上出来です。
これからどんどん難しくなるので、現状まんま続けると、どんどん落ちていきそうな予感がしますが、備忘と参考までに1年間でやってきたことをざっくり記録。
NHKラジオ基礎英語は毎日。
こちらは学校からテキストも配られているということもあり、真面目な三菜はスマホとアレクサのタイマーをかけて自主的に毎日聞いています。どの程度一生懸命に聞いてるかは謎ですが、それまで英語には触れても来なかった三菜ですから、毎日英語を「聞いている」ということで、良しとします。
英文法は「新中学問題集」を延々コピーして繰返し
三菜は学校で学んだ瞬間に100%理解!もう二度と間違えないし!…なーんてことがあるはずもないので、宿題がなくても復習必須です。
「新中学問題集」の授業自体はプリント授業で、問題集本体は家に置きっぱなしでOK。中1の間は「三菜と相談し、家に置きっぱなしの新中学問題集をコピーし、現在進行中の単元と過去の単元とを織り交ぜてやる」というスタイルで復習していました。
ということで、コピー機はまだまだ健在
ちなみに学校購入の新中学問題集は「発展」と書いてあったので「おい、初心者・三菜なのに発展とか大丈夫か…?」と思い、こみるは興味本位で「標準」も入手してみました。結果として家庭学習で標準をつかうことはありませんでしたが、こちらとの違いなどもまた別途レビューしたいと思います。
単語や熟語は小テストの範囲のものを基礎トレとして
単語・熟語=小テスト対応になりますが、勉強前の基礎トレとして自主的にやるようにしています。何をどうやってどのくらいやるかは、小テストまでの時間と分量をみて三菜が目算で決定。
当初は英単語だけでも…と「先取り」の言葉が頭をかすめましたが、まぁ無理でしたね。学校で課題になっている英単語・熟語だけでも三菜はおなか一杯なように見えました。
検定教科書の授業の復習は、市販の問題集で
検定教科書に関しては復習用の問題集などの教材がない…!ということで、定期テスト対策として問題集を購入。こちらは別途レビューいたします。
課題は長文読解と英作文。でも、中1・英語初心者は手が出なかった。
長期休みの講習や新中学問題集などでも多少取り扱いはあるものの、日々の学習で手薄いなと感じたのがこの2つ。
ただ、最初のうちはアルファベットや単語もスラスラかけなかったという状態の三菜としては、中1期間の自主学習として英作文・長文読解まで手を出せなかったのが実情。まずは基本的な単語を地道に書けるようにする、文法をしっかりやる…だけで精一杯でした。
これとて100%完璧?…といわれますと。さぁ…ね?
中2からは三菜と相談し、作文・長文対応のためいくつか問題集をセレクト中。こちらも別途レビューしたいと思います。
親の関わり具合
中学受験のように、問題を前にどうにもこうにもわからんちんになってしまうので手取り足取り教える…とか、クイズBBAになって追いかけまくるということはなくなりました。
長い目で見た計画は」まだ自力でたてられないから助けてー」というので、家庭学習は何をどうしようか、都度相談しながら決めている感じです。部分的にー先にも書いた単語等の小テストのために何をいつまでにどうやって勉強するかなどですがー自走しているところもあります。
勉強自体の伴走具合ですが、先にも書いた通り手取り足取り教える…ということは殆どなくなりました。が、答えを見ても「え、これ何わからない」という問題は聞かれればサラッと教えることもまだあります。あと、スタディサプリの該当箇所を見てもらったりもします。ちなみにスタサプ、中学受験時代と違い、動画タイトルのネーミングが割と明確なので、どの動画を見ればいいのか迷うことが少なくなったように思います。
新中学問題集などのコピーはこみるがしてます。あと「早く終わらせたいからマル付けして」と言われ、三菜が数学の宿題をしている間に英語の家庭学習のマル付けをしたりもしています。
マル付けをしていて、「あれ、この辺理解が怪しげ」と思うあたりは、なんでこういう答えになった?というのを時折説明してもらったりします。なので、ホワイトボードはまだ活躍してます。
少しずつ手離れしていきたいと思いますが、自走と言うにはまだまだですね…。
でも、いいの。よそはよそ。うちはうち。
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