いやもう、ホント忙しかった2か月強がこの度ひと段落!!!
このご時世、忙しいことはありがたいことかもしれません。
さて6年冬休みといえば受験シーズン直前も直前の時期。
6年時の塾なし(飲み込み悪目)三菜はいよいよいくつかの志望校の過去問を解きつつあったのですが、頼みの綱の社会・歴史が得点にならず、過去問演習で大変苦戦しました。
ちなみに、こんな設問が多かったもので。
※出来事の順番を正確に覚えてないとダメ系
※文の正誤が正確にわからないとダメ系
「なんとなく分かってますレベルの者は、去れ!」
…ってことでしょうかね
去れ!…と突きつけられても、合格請負人・こみるとしてはおめおめとここで三菜を退場させるわけにはまいりませんので、どうしたものかと考えました。
で、夜な夜なあるアイテムを作り、毎晩寝る前にゲーム感覚で取り組ませたところ、グイッと過去問で点が稼げるようになりました。そんな(三菜にとって)即効性のあった方法をご紹介いたします。
歴史はストーリーだ!
己はその時代のストーリーがそらんじれるか?
歴史は「水平リーベ、僕の船」…のような単純暗記ではないですよね?…壮大な物語です。
物語ですから、登場人物がいて、何らかのきっかけで出来事がおこり、結果があり、それが次の出来事へ…というように、すべての事が数珠のようにつながっています。
…んなことは至極当然の話だろが
ですので、三菜もかなり前からストーリーの把握に努めてまいりました。
では、以下の問いにどれだけの中堅中学を目指す受験生が首を縦にふれるでしょうか?
ちなみに三菜はこの時点で「鎌倉時代の始まりを頼朝が守護・地頭を全国においたことからはじめて鎌倉幕府滅亡までお話しして」というと、語るには語りますが「えっと…??」となってました。
…はいっ!
ここまでお読みいただいて、「えええ!6年のこの時期、その状態、マジですか?」…と驚いた優秀な6年関係者の皆さんは、ブログを閉じてサッサと自身の勉強に励みましょう。「うちもヤバい!!」と思う方、受験学年でない方は続きをどうぞ。
まぁ、三菜はこんな状態だったわけですよ。
でも志望校の中堅校には全勝です。
勇気が出ましたか?
年号暗記は善し悪し(向き不向きがある予感)
歴史で暗記と言えば、年号の暗記があたまに浮かびます。
「鳴くよウグイス、平安京」みたいなやつね。
年号暗記も、大事は大事です。
特に過去問で「何年でしょう?」とか空欄に入れなくてはいけない問題が出る学校は一定覚える必要がありましょう。
ちなみに我が家も年号暗記の本は買いました。
ですがね。
これがどうも三菜と非常に相性が悪い。
私もそうなのですが、数字を覚えるのが苦手なのです。
さらには、歴史なんて似たような事象が多数ございます。
特に戦争系。
⇒いくさながびく日中戦争
1939
⇒いくさくるしい第二次世界大戦
なーんて覚えましてもね。
得意の忘却スキルも災いして、どっちが長引いたんだか、どっちが苦しかったんだかわからなくなること必至。
戦争はどっちも長引いたし、どっちも苦しいもんな。
ともあれ。
年号は要所要所はおさえたとして、細かく覚えてもまるっと忘れる(もしくは混乱)してしまうけれど、ちょっとしたワードをきっかけにお話を組み立てることができれば、並べ替えや正誤問題にはめっぽう強くなるんでないか?…と直前で策を考えたわけです。
歴史並べ替えに強くなる、三菜・必殺アイテム、公開。
三菜用に「歴史並べ替えカード」作成したぞ
で、こみるが、夜な夜なつくったアイテムがこちら。
さて、何でしょう?
年号を覚える用の単語カードじゃないですよ。
時代毎に、表に出来事、裏に年号が書いてあります。
出来事のボリュームとしては、予習シリーズの巻末についてる年表+αくらい。見出しシールに時代名称が書いてありますが、平安~戦争終結まで作りました。
使い方にまいります。
歴史並べ替え問題・点数爆上がりアイテムの使い方。
①マスターしたい時代のカードを、出来事を表にしてランダムに並べる
こんな風にバラバラと。
字が殴り書きなのは見なかったことにしてくださいませね…言い訳をすると、ホントはPCでちゃんとフォント書きして・印刷して・パンチしたかった。けど、こみるの仕事は、三菜6年の今時期である年末付近が、毎年鬼のように忙しくて、マジで時間が無かったので、手書きです。
なんなら誤字脱字もありそうな
②さぁ、○○時代のお話を語ってみよう!
ランダムにおかれたカードを、時代のストーリーをそらんじながら、並べ替えます。
ちなみに黙って並べ替えるのではなく、そらんじながら(人に聞かせるように)並べ替えるのがポイントです。人に説明すると自分の理解できてないところが明確になりますからね。母はとなりでフンフンと聞いています。
明治時代は、江戸末期に慌てて結んじゃった不平等条約に悩んでたのよ。
で、あったまくる出来事としてノルマンディーノルマントン号事件発生。
もう、これは条約改正するっきゃないよね。
…とか言っときながら、日本は朝鮮に似たような不平等条約を結んでてさ。
中国も朝鮮は俺のもの、日本も朝鮮は俺のものって譲らなくて
とうとう朝鮮の中も、中国派と日本派にわかれて戦争よ(甲午農民戦争)。
…みたいな。
少々歴史に忠実じゃなくてもいいです。
流れをそらんじるのが目的ですから。
③答え合わせはひっくりかえすだけ
さて、そらんじたストーリーは合っていたかな?カードの裏に年号が書いてありますので、答え合わせはひっくり返せばOKです。
あれー?写真でも違っているところがありますね。間違えたり、合ってたけどなんでだっけな?…というようなところは、表の出来事を見たり、「まんが攻略BONの歴史」を見返したりして、ストーリーを補強します。
出来事によっては同じ年号のときもあったので、予習シリーズ巻末に準じて便宜的に①②と通番をふりました。また、例えば江戸時代の打ちこわしが起きた時期など「○年」とは言えないものについては、裏の年号を「薩長同盟のあたり」として大体その辺のカードに並べられればOKなようにしました。
ゲーム感覚でストーリーに強くなれる
このアイテム、まず、勉強っぽくないのがミソです。床やテーブルにカードを並べるなんて、ゲームっぽくね?…てのが、案の定、幼め三菜的にはバカウケ。
ちなみに暗記モノは寝る前がいいとも聞きますので、三菜は勉強が終わり、風呂に入り、寝る前に1時代ずつ、ゲーム感覚でやりました。
特定の時代がクリアできるようになってから、2時代分まとめて並べ替えたりもしました。
ストーリーがそらんじれれば、正誤問題にも強くなる
正誤問題もいろいろなので100%ではありませんが、中堅中学に出るような正誤問題は確実に強くなります。
まず、その時代のストーリーがそらんじれるようになると、その時代にあわないもの=ストーリーに出てこない出来事などは外すことができるようになります。
また、ストーリーをそらんじる=その出来事がおきた理由や結果も大まかに話せるようになるわけですから、正誤問題で出来事の理由や結果が異なって書かれているような文章については「おや?」と思えることが増えるようになりました。
たとえば、ロシア革命でソ連成立→社会主義?自分の国で革命起きたら、まずくね?→ソ連をやっつけちゃえ!シベリア出兵だ!→戦地で米必要だから買占めとこー(成金)→米ない!高い!→米騒動…というストーリーが入っていれば、
×米騒動は、日清戦争による米の買い占めで価格が上昇したことでおきた
○米騒動は、シベリア出兵による米の買い占めで価格が上昇したことでおきた
ってわかります。
何度も言いますが、史実に忠実であることが目的ではありません
出来事の「付随事項」もあわせて確認したり
たとえば「ポーツマス条約」のカードには、表に「国?全権?」と書いてあります。
カードにより、裏に答えが書いてあったりなかったりしますが、その出来事でどうしてもおさえておきたい言葉を後からカードに書き加えて、並べ替えと一緒に確認したりもしていました。
爆上がりアイテム、使うときのポイント
親も一緒にフンフン聞く。説明させて理解度UP
使い方のくだりでも書きましたが、黙って並べ替えるのではなく、そらんじながら(人に聞かせるように)並べ替えてもらうのがポイントです。
ストーリーを人に説明すると、自分の理解できてないところが明確になるとともに、定着度がUPするので、少々…というかかなり面倒ですが、母はとなりでフンフンと聞きます。
ひとりで難しいときは、質問兼ヒントが有効
並べ替えはまだキッツいよね、という時代については、時々こみるが質問をすることで、ヒントを与え、誘導しました。
なお、質問兼ヒントは段々少なくしていき、一人でそらんじれるようにします。
え?歴史が分からなくって質問できないって?ーそんな時にはこちらがバイブルになりますよ。角川の~とか学研の~みたいなボリューミーなマンガじゃないので、忙しいマザーも安心。アンチョコとして手元に一冊あれば、子の並べ替えの合いの手位はうてると思われます。
時代のはじまりと終わりは必ずおさえる
このアイテムでストーリーをそらんじるときに、時代の頭と終わり(正確にいうと次の時代へのつながりがどこなのか)をまずおさえさせます。
鎌倉時代の始まりは、頼朝が全国に守護・地頭をおいたところから。
…みたいな感じです。
これが分かってるだけで時代のカラーがわかりますから、並べ替えや正誤問題に取り組むときの靄がかかった感が大分違うと思います。
間違えたら、まんが攻略BON!など自分のバイブルで補強
間違えたり、ストーリーがうすボンヤリしているときは、自分がずーっと使っている歴史の参考書ー四科のまとめでも、予習シリーズでも、マンガでも何でもいいと思いますー等で必ず確認し、ストーリーを組み立てます。
過去記事にも書きましたが、三菜は歴史のバイブルが、学研「まんが攻略BON!歴史上・下」の2冊でしたので、既出のこちらを見て補強。
まんがBON歴史は、ビジュアルで入ってくるのでストーリーの補強にはピッタリ。あ、あと歴史に疎いマザーが、伴走用に学ぶにも最適!!
三菜の爆上がりアイテムおすそ分けについて
三菜・全勝の気も入れさせていただきますw
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